ファンダメンタルズ分析部分：昨日のニュースの要約
- シーインのIPO計画: ファストファッションを手掛けるオンライン小売り大手シーインは、米国でのIPOを計画。最大900億ドルの企業価値を目指す。
- 鴻海精密工業のインド投資: 台湾の鴻海精密工業がインドでの事業拡大を計画。500億台湾ドルの追加投資を発表。
- USEN-NEXT HOLDINGSの宇野康秀社長の資産増加: USEN-NEXT HOLDINGSの宇野康秀社長の個人資産が10億ドルに達する。同社の株価は年初来で66%上昇。
- ブリンケン米国務長官のイスラエル訪問: イスラエルとハマスの対立解決に向けた動き。ブリンケン米国務長官が地域の平和維持に努める。
- アマゾンのマイアミオフィス拡大: アマゾンがフロリダ州マイアミでオフィススペース拡大を計画。超富裕層や企業の増加に伴うオフィス需要の急増に対応。
ファンダメンタルズ分析部分のドル円への影響分析
- シーインのIPO: IPOによる資本流入は、市場のリスク許容度を高める可能性があり、ドル円にはポジティブな影響を与えるかもしれません。新興市場への投資意欲の増加は、リスクオンの環境を作り出し、円安・ドル高の傾向を強める可能性があります。
- 鴻海精密工業の投資: アジアの大手企業による大規模な投資は、地域経済の成長と信頼性を示し、ドル円相場に安定感をもたらす可能性があります。特に台湾とインドの経済活動の増加は、アジア全体の市場安定に貢献するかもしれません。
- USEN-NEXT HOLDINGSの株価上昇: 日本企業の成功は日本経済への信頼を高め、円を強くする要因になる可能性があります。しかし、株式市場の強さが外国投資を呼び込むことでドル円にはバランスの取れた影響を与えるかもしれません。
- ブリンケン米国務長官の訪問: 地政学的な緊張の緩和は、リスク回避の動きを和らげ、ドル円にはポジティブな影響をもたらす可能性があります。安定した地政学的環境は、市場参加者のリスク許容度を高め、通常、円安・ドル高につながります。
- アマゾンの拡大計画: 大手企業の成長は、経済活動の拡大と解釈される可能性があり、ドル円にポジティブな影響を与えるでしょう。特にアメリカの企業の成功はドルを強化し、円に対して有利に働くかもしれません。
テクニカル分析の要点
- レジスタンスとサポートレベル: 最近のドル円相場は、特定のレジスタンス（抵抗）レベルとサポート（支持）レベルの間で動いています。これらのレベルを超えたり下回ったりする動きは、新たなトレンドの始まりを示す可能性があります。
- 移動平均線: ドル円の短期および長期の移動平均線は、市場のセンチメントとトレンドの強さを示しています。これらの線の交差点は、重要なトレンド変更のサインとなることがあります。
- ボリンジャーバンド: 現在のドル円相場は、ボリンジャーバンドの上限または下限近くで動いている可能性があります。これは、価格のボラティリティや潜在的な反転の可能性を示唆しています。
テクニカル分析のドル円への影響
- レジスタンスとサポートレベルの突破: レジスタンスレベルを上回る動きは、ドル円の上昇トレンドを示す強い信号となり、反対にサポートレベルを下回る動きは、下降トレンドの始まりを示唆します。
- 移動平均線の交差: 短期移動平均線が長期移動平均線を上回る「ゴールデンクロス」は、強い上昇トレンドを示し、その逆の「デッドクロス」は下降トレンドの開始を示します。
- ボリンジャーバンド: バンドの上限または下限に近づく動きは、市場の過熱または過剰な売り圧力を示し、価格の反転や調整の可能性が高まります。
総評
現在のドル円相場は、ファンダメンタルズとテクニカルの両面から分析することで、より総合的な理解が可能です。ファンダメンタルズ分析では、経済ニュースや地政学的な出来事が相場に与える影響を考慮し、テクニカル分析では価格の動きやトレンドのパターンを重視します。両方のアプローチを組み合わせることで、市場の動きをより正確に予測し、適切な取引戦略を立てることができます。
本日のドル円見通し
本日のドル円相場は、上記の分析に基づき、上昇トレンド（上目線）であると予測されます。ファンダメンタルズ分析からは、リスク許容度の増加と経済活動の拡大がドルを支持する一方で、テクニカル分析では上昇トレンドの継続を示唆するサインが見られます。
筆者トレード方針
昨日はロング狩りの展開でしたが引き続き長期目線では上昇の予測。小さく積んでいるロングはマイナスですが、本命はチャネル下限から撃つ予定なので含み損は小さめで引き続き予想通りくらいの展開です。下がりそうならショートしていればよかったのでは？と思うかもしれませんがあのまま上がる可能性も充分あったのでロングで正解だと思います。やはり円を買う理由は乏しいように感じますし、引き続き上昇トレンドであると予想しているので押し目でロングを拾っていきます。この記事を書いている今はフィボナッチ61.8%の位置なので一発ロング、もうすこし落ちたらさらにロングを追加していきます。月末が近いので調整の下落はありえます。証拠金維持率に余裕が無い場合は戻しのタイミングで決済してしまってもいいかもしれませんが、私は維持率に余裕があるので高値更新目指してホールド続けます。
